読書録#16 Kazuo Ishiguro “A Pale View of Hills”

去年の年末年始に何をしていたか思い返したら、京大Wallのみんなと九州のクライミングツアーだった。そして今年はPeak Districtのクライミングツアー。山と人が好きなのだ。

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Kazuo Ishiguro “THE BURIED GIANT” (カズオ・イシグロ『忘れられた巨人』)

The most melancholic fantasy novel ever,
Record of Reading ④


引越しが一段落したので、もう少しというところで放置していた本を読了。1ヶ月くらいかかってしまった…

初めて読むカズオ・イシグロの著作。ブッカー賞を受賞した人気作家の10年ぶりの長編だそうだが、なにせ初めて読むので特に感慨なく購入。

まずもって言えることは…

こんなに陰鬱なファンタジーは他にない

購入時、Amazon商品紹介を読んでまず、こんなワクワクしないファンタジーってあるのか?全然読みたくないぞ,,,と思った。
物語を紹介すると以下のとおり。

The Buried GiantThe Buried Giant

「舞台は6世紀頃、ドラゴンやオーグが跋扈するのイギリス。ブリトン人とサクソン人が敵対しつつも一応の平和を保っている世界。
ある日、自分たちの記憶が、村を覆う霧と共に「失われている」ことに気づいた老夫婦が、かつて愛していたはずだが、記憶から抜け落ちてしまった、自分たちの息子に会うため、旅に出る。」

これだけでも、濡れたウールのコートでくるまれたような陰鬱さが感じられるし、設定も謎すぎる…

本当にこんな暗い話なのかと疑ったが、本当にこんな話だった。

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