Sussex大学への留学情報&Easter Mass

Sussexに入学予定の方から質問をうける機会が何度かあったので、回答をまとめてみる。もしかしたらまた書くかもしれないけれど今回は下記のトピック。

①寮について:On campusとOff campusどっちがいい?
②量的研究について:IDSのMA Development Studiesで量的研究手法の勉強はできる?
③IDSのコースについて:クラスの雰囲気はどんな?

17236922_10155158225504630_221826790_o

①寮について:On campusとOff campusどっちがいい?

寮は複数あり、申し込み時に希望が出せるけれど常に第1希望の寮に入れるというわけではない。寮の申し込みの際に第3希望まで提出できて、だいたい第2・3希望に振り分けられるという印象です。ちなみに私はOff campusの寮に第1希望で入れましたが、フラットメイトで第1希望が通って今の場所に来たという人はいません。みんな妥協のなかで楽しくやっています。

On campusの寮はフラットをシェアする形になりますが、Off campusにはKings roadの寮とHead lease property(大学が借り上げているふつうの一軒家をシェアする)の2種類があります。自分が何を優先したいかによって希望が変わってくると思いますが、正直に言えばフラットメイトとうまく暮らせるかが一番快適さを左右するのではないかというところです。ともあれ、それぞれメリットがあると思いますが個人的な見解を列挙します。

DSC_0251

☆ On campus 
○メリット
・友達とすぐに会えてワイワイした雰囲気。
・大学が近いので授業の空き時間に戻れるし友人を気軽に呼べます。遊び相手や話をする相手に事欠かないという印象。
・大学のAccommodationの中でも安い物件があって節約できます。
・大学が野山に囲まれていて素敵です。
○デメリット
・買い物が不便。On campusの学生は1週間くらい食料をまとめ買いしているみたいです。
・酔っぱらった学部生がにぎやかな時がある…特に週末はひどそうです。

☆ Off campus 
○メリット ・スーパーやお店が近い(便利ですが誘惑が多くて節制しづらいです)。
・街の雰囲気、息づかいを感じて暮らすことができます。ブライトンはちょっと風変わりで素敵な街なので楽しいです。
・Kings roadはビーチが目の前で最高のロケーションです。天気のいい朝はなんとも言えない気持ちよさです。
○デメリット
・Kings roadはとにかくうるさいです。周りにクラブやパブがあるので週末の夜はとにかくにぎやかです。騒音がダメなら避けることを強くお勧めします。
・海に面している部屋だと冬の海風がひどいです。12月~2月は眠れない日もありました。
・建物が古くて窓があかなくなったりお湯が出なくなったり、しばしばです。大学までバスで30~40分かかる(通学時間を楽しめるならデメリットには入りません)

☆ Off campus / Head lease property
○メリット
・基本的に広い。友人の家は暖炉のある立派なリビングがあり、10人くらいでパーティーをしても余裕でした。
・街に同化して暮らせるのでご近所さんと仲良くなれるかも?
○デメリット
・周りに学生がいないのでルームメートとそりが合わないとキツそうな印象です。
・電気器具やネットが不調の際、修理を自分で頼まなければならなかったりと煩わしい事が多そうです。

DSC_0232 (3)

②量的研究について:IDSのMA Development Studiesで量的研究手法の勉強はできるか?

授業について。2016/17のカリキュラムについていえば、春学期(2~5月)に定量的な分析をふくめたプロジェクトのインパクト評価について履修できる科目(選択)がありました(Impact evaluation)。開発プロジェクトを評価するというのはとても重要なスキルなので、この授業はたくさんの学生が履修しています(私は履修しなかった…)。ちなみにこの授業は学期の半分=6週間(講義6コマ+セミナー6コマ)の授業。

その他にはとくにDevelopment Studiesであっても定量分析を特に勉強する科目はありません。突発的?なセミナーで統計ソフトのレクチャーが受けられますが、ほんとうの初歩だけなので、インストールして自分でチュートリアルを読みながら身に着ける最初の一歩になる、という程度かと思います(もちろん有意義には違いないですが、自力が必要ということです)。

フェローにはもちろん定性・定量の分析を組み合わせて研究している人が沢山いますが、あくまで授業の基本は社会人類学、政治経済学的なアプローチになるかと思います。どれくらい定量分析の知識・経験を持って入学して、どのような定量分析を想定されているのかに依るとは思いますが、IDSで提供される科目の中だけで基礎から実践まできっちり学習することは難しいのではないかと思います。

なので、もし定量分析をメインに勉強したいとのであればIDSは適さないかもしれません。修論も定性的な手法で書く人がほとんどらしいですし、定量分析を使う人がいても、経済統計を専攻していたとか前職で経験したという人がほとんどのようです。

17493096_1388923217825168_6184589605765807218_o

③IDSのコースについて:クラスの雰囲気はどんな?

私の在籍年についていえば、Development Studiesはクラスメートが50~60人くらいおり、みんなの興味関心がバラバラなのであまりまとまりは無いです。その代わりに本当に多様な人たち(思考、嗜好、国籍、出身地、職歴、宗教などなど)と出会えるのは刺激的です。また2学期目からは他のコースの必修科目を選択することができるので融通がきくのもポイントです。

Development Studies 以外のコースは20人程度のクラスでアットホームな感じで、その点が大きく違うかもしれません。多くの時間をクラスメートと過ごすことになるので、興味のある分野に進むのはもちろんですが、そのあたりの環境を考慮してもいいかもしれません。

WhatsApp Image 2016-12-06 at 12.08.45

以上。この先は違うことを書きます。そして文体も変わります(なんのこっちゃない、ですます調がめんどうくさい)。

先日フラットメイトのインド出身のDについてカトリック教会のイースターのミサに行った。といってもEaster sundayのミサではなくて、木曜日の晩のミサーこれはイエスが12人の弟子とともに最後の晩餐をともにした夜。この日のミサは聖書でイエスがしたとおり、司祭が12人の男の足を洗う。これは裏切り者を含めて神が人間の罪を赦すことの象徴だ。それから次の日の金曜日、イエスがユダの密告で十字架にかけられて命を奪われた日のミサだ。(金曜日はGood Fridayという国民の休日なのだが、紙が殺された日がGood なんて変だねえと話したら、私も実際おかしいと思うけど復活するから「Good」なんじゃないかなあ、と)

キリスト教の不可解でびっくりすることは、初めから人が神を殺してしまうことだ。これ以上ないくらい乱暴で冒涜で取り返しがつかない存在=人間、と最初に決まっている。そしてそれでも赦されるということ。全くロジックが飛躍しているように思われるけれど、わたしの直線的で貧弱な理解を越えたところに信仰の理があるんだろうなぁと思った。

Dにキリスト教の大きなテーマは他者と自己の赦しだよねぇと聞くと、家族の影響もあるけれど、と断ったうえで赦しは「私は何があっても、まあなるようになるわと思えるし、例えば道の真ん中でコケても自分を笑える。リラックスしているのかな。私は自分に甘いからアスリートタイプじゃないし、エクセレンスは残せないんだけどね。」と。私が「でもDは他人を幸せにしているよね、その分」と言うと、「うん、そうだ。」と笑っていた。

キリスト教の赦しは神の赦しだけれど結局人によって人を赦している。日本文化は「赦すより忘却を待つ」ほうが強いというが、自然(時間)に流されていくことが赦しと同じような機能があるなら人は成すすべがないのだろうか。

DSC_0257 (2)

私たちの社会の赦しの構造はどうなっているだろう。赦し(という言葉が適当なのか、ほかに言い換えが見当たらない)がうまく作用していないのではないかと思うときがある。

これまたインド人の同級生に「日本は失敗が許されない社会なの?私から見ると日本人はみんな思い詰めているように見える」と聞かれた。そのときは「う~ん、そうかもしれないねえ」とあいまいに答えたが、もしかしたら自分に対しても他者に対しても、失敗をリセットしたりアブノーマルを許容する余裕と言うか、飛躍が無いのかなと思う。

周りと違うことをやるパイオニアが叩かれたり、手のひらを裏返したようにほめそやされることがあるけれど、異端を受け入れる、またはアブノーマル状態を赦す機構が弱いのではないか。少し見方は違うのだが、人間に対するフトコロの深さという点では、自分と他者への赦しは根は同じなのかなあなどと思った。

とりあえず日本から知性とウィットとアホの極みを兼ね備えたJohn Oliverみたいなコメディアンが輩出されるといいなあ…

 

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中